歯科医療のTopics2007
1221: 厚生労働省: 2006年医師・歯科医師・薬剤師調査: 2006年末の歯科医師数は97198人(前回調査比+2000人)。
1217: 政府与党は平成20年点数改正で、医療費本体(技術料)を0.38%のUPとすることを決定。ただし、薬科などは1.2%の引き下げとなるので、全体では0.8%のダウン。
1214: 諮問会議が混合診療の全面解禁を見送り: 混合診療の全面解禁を訴えていた政府の財政諮問会議は、12月14日「現行の保険外併用療養費制度の実効性をあげること」を前提に、全面解禁を見送った。
1213: 10%が開業医を辞める: 長崎県保険医協会の調査ですが、レセプトのオンライン化が実行されれば開業医をやめるという医院が、医科、歯科とも約10%の人が開業医を辞めるといっています。理由として「新たなシステム導入に見合うだけの収入がない」「請求システムの操作に対応できない」「機器の設置場所が確保できない」などが多かったですが、意外に歯科医院を削減させる裏技の効果も考えての施策ですかねぇ?
1206: 京都: 「入れ歯をのどに詰まらせた患者に適切な処置をせずに死亡させた」として医師を業務上過失致死で書類送検。総義歯だとX線には映らないので要注意ですね。
1206: 名古屋大: 乳歯から骨や神経など様々な細胞に分化する能力を持つ「幹細胞」を取り出し、再生医療に役立てる研究をするための、「乳歯幹細胞研究バンク」を学内に設立。
1130: コロンビア大: CTスキャンの使用頻度が急増していることにより、将来のガン患者のうち2%を、CT検査の原因でしめられるおそれ。
1128: 厚生労働省調査: 平成19年9月調査では、医薬品の価格の平均乖離率は6.5%。特定保険材料では8.9%。
1122: 厚生労働省: 医療費の不払い対策として、入院前に保証金を徴収することを認める方針。
1117: 政府・与党: 歯科医師削減のため、歯学部の統合・再編により入学定員を10%削減目標。また、国家試験の合格基準を上げて合格者を絞り込む方針。
1109: 広島大歯学部学生クラブ「バイテック」: 唾液に含まれるむし歯になりにくい乳酸菌をもとに、むし歯抑制ヨーグルトを試作。
1107: 東京地裁判決: 混合診療禁止は違法
1101: 歯科口腔外科の不正請求で保険医取消となった静岡県藤枝市立病院は、取消から1ヶ月の11/01に再指定。歯科口腔外科は無期限の休止状態。
1030: 花王: 歯磨き剤の年齢別選択価格: 20歳代以下195円 ・ 30歳代198円 ・ 40歳代228円 ・ 50歳代265円 ・ 60歳代270円
1023: 高崎市の歯科医らが、歯のレントゲンをもとに遺体の身元確認を行うシステムを開発。
1022: 香川県歯科医師会: 歯が4本以下しか残っていない老人は、20本以上残っている人よりも年間平均で25万円以上医療費を多く使っている。また、歯周病のあるなしでも医療費に約78000円の差が生じ、歯周病がある人は全身の健康にも影響を与えているものと推察される。
0927: 大阪府が医師の業務負担軽減のため医療秘書の導入を検討しているとのことである。ただ医師法や医療法でどの程度まで業務が可能か判断が難しく今後の検討課題とのことである。
0927: 厚生労働省: 医師・歯科医師77人の行政処分を発表。この数字は過去最多の人数。なお、77名中戒告10名。
0825: 2005年度の国民医療費は約33兆円で前年比+3.2%で過去3年連続最高を更新。国民所得に占める医療費の比率は9.01%で過去最高。国民一人あたりの医療費は約26万円で前年比+3.1%。
0804: 埼玉県歯科医医師会会員の全歯科診療所にAEDを設置。
0804: テリスロマイシンで副作用の恐れ: 数年前、歯科医院における処方で交通事故を起こして問題になりましたが、今回再度厚生労働省から「服用後に意識を失ったり、肝障害などの副作用が生じる恐れがあると」の注意情報が出ています。
0707: 日歯会員死亡原因調査(平成18年): 1位悪性新生物、2位呼吸器疾患、3位心臓疾患、4位脳血管疾患、5位自殺。特に注目すべきは5位の自殺で33人で増加傾向とのことである。
0628: 東京都内の病院における歯科医の麻酔研修で、19病院中11病院が国の指針を逸脱しているとして指導。
0626: ノリタケ: セラミック冠用のジルコニアフレームの製作・販売を開始。
0622: 輸入入れ歯で受けた損害の責任は国にあるとして80人の歯科技工士が国を相手に8000万円の損害賠償請求。
0619: サンスターが科研製薬とライセンス契約を結び科研製薬で開発のbFGF製品を欧米で展開
0605: 松下電工: 歯肉細胞の増殖活性が通電刺激によって高まることを確認。歯肉細胞の増殖活性により、歯肉炎の予防・改善が期待される。
0515: 経済財政諮問会議では、後発薬の使用割合を30%に倍増させることにより5000億円の医療費が削減可能と試算。厚生労働省では2012年度まで30%以上にするとの目標。
財政制度等審議会では保険給付の算定基準を後発薬にすると1兆3000億円の医療費が削減され、国費ベースでは3000億円の節約になるとの資料を提出。
0514: 科研製薬: KCB1‐Dの歯周病治療に向け第III相試験へ。2010年の市場投入を予定。KCB1‐Dは遺伝子組み換え技術により製造されたヒト型bFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)製剤
0511: 北海道医療大+産業技術総合研究所: 露髄したむし歯の神経をとらずに治療する方法を開発。コラーゲン等を含む物質を齲窩に塗布し象牙質を再生させる手法。5年後に実用化とのこと。
0502: AHAが歯科処置のための抗生物質の予防的投与に関する勧告を改訂 : 米国心臓協会が感染性心内膜炎の予防ガイドラインを改訂し、歯科処置のための抗生物質の予防的投与は特定の患者にのみ必要と勧告
0427: 効率的なフッ素による歯質強化
松下電工+東京理科大: ph条件などによりイオン化した薬物を泳動により輸送を促進する方法(イオントフォレシス)を利用して歯にフッ素イオンを導入し歯質を強化することができることを検証。具体的にはパルス通電(断続的な通電)を利用。
4%フッ化ナトリウム溶液中に牛の抜去歯を5分間浸漬したのにたいして、4%フッ化ナトリウム溶液中で、牛の抜去歯に15V、5分間通電させた場合にはフッ素導入効果は約5倍の1000ppmであった。そして、0.1ms(1/10000s)通電、0.01ms通電中止を5分間継続した場合のフッ素導入効果は直流の約1.2倍。
0421: 平成20年点数改正の作業スケジュール
(1) 平成19年4~6月: 各部会・分科会等における議論
(2) 7月: 検討項目(案)提示(平成18年度改定では07/13)
(3) 9~10月: 検討項目提示(平成18年度改定では09/28)
(4) 11月: 改定項目について、基本小委員会等において集中議論
(5) 平成20年1~2月: 診療報酬点数の改定について諮問・答申(平成18年度改定では、諮問01/11、答申02/15)
(6) 4月: 平成20年度改定・後期高齢者制度施行
* ただし一部にはスケジュールが押すと改定作業が大変なので実施を4月からずらすという意見もある。
0406: 米国歯周病学会誌: タバコの煙によって歯周病が進行することが動物実験で証明
0414: 厚生労働省: 処方箋の書式を後発薬の使用を前提としたものに変更の方針。
0401: 医師等資格確認検索: 4月から厚生労働省のホームページで医師や歯科医師の資格検索ができるようになった。
0323: 東京大学医科学研究所: 培養細胞を用いて歯のエナメル質を再生することに成功
0228: 愛知県歯科医師会: 今年の10月から、歯科治療時のパノラマをもとに、骨粗しょう症の疑い等を調べる事業を県内全域で始める。
0228: 厚生労働省(医道審議会): 有罪確定の医師・歯科医師、66人処分を処分。処分者総数は過去最多。これは刑事処分者の情報を2004年2月以降法務省から情報提供されるようになったことが一因とか。
0222: 厚生労働省発: 明細付き領収証の発行医療機関は55%。ただし希望者だけへの発行が43%で、全患者に対して発行の40%を上回っている。また発行している医療機関の90%では手数料が無料。
0220: 社会保険庁改革関連法案: 社会保険庁廃止後の非公務員型の公法人の名称は「日本年金機構」。業務は4分割へ。
0219: 東京理科大・大阪大: 歯を再生したり、薄くなった毛髪の復活技術を開発。この技術が実用化されれば、人工臓器の開発に応用が可能。
0218: 厚生労働省: 中医協の歯科代表委員を2名から1名に減員を決定。
0216: 厚生労働省: 悪質な医療費滞納者に対して医療機関が保険者に滞納を通知し、保険者が支払いを促す仕組みを導入。
0211: 中医協報告: 平成18年4~9月の歯科医療費は対前年同期比2.6%のマイナス
0211: 中央社会保険医療協議会: 平成18年10月1日現在、55%の医療機関が明細付き領収書を発行していたが、すべての患者に発行しているのは4割で、患者が希望した場合だけ発行する医療機関が5割強。
0201: 産業技術総合研究所と北海道医療大学の研究チーム: 重度のむし歯で神経を抜かずに治療する新技術を開発。これは歯のタンパク質をとりだして、むし歯の部分に処方すると歯の再生が期待できるのだそうだが、歯髄が感染している場合にはどうするのだろう?もともと、感染していない歯髄を残す方法は従来から有るわけだから、神経を抜かずに済むというのは、できれば感染歯髄に対する対処であることが望まれるだろう。
0201: 日本病院会: 会員アンケートによると、勤務医の26%が医療訴訟の経験があるか、それに繋がる医療紛争の経験があるとか。そしてその中の6%が実際に医療訴訟を起こされた。
0201: 日本歯科保存学会および日本補綴歯科学会から両専門医の標榜と広告に記載することを認める申請が厚生労働省に出されているようだが、日歯は厚生労働省の照会に対して平成18年12月22日に「同意しない」むねの回答をした。
0130: 神戸地裁判決: インプラント後の感染による咀嚼障害で4級の身体障害状態になった医療事故で2200万円の賠償命令
0116: 東北大病院で2003年、新生児に100倍の量の投薬を行って死亡させた、薬剤師と監査担当の薬剤師を業務上過失致死で書類送検。歯科では、小児への投薬量や体重による投薬量の計算を間違えないように注意が必要ですね。
0111: 政府方針: 2011年4月から全面導入予定の診療報酬請求のオンライン化を1年程度前倒しする予定。
0111: 名古屋市大病院: 患者45人の個人情報入りパソコン盗難(私有パソコンの入ったかばんを車に積んだまま駐車していて盗難)
0111: 厚生労働省: 医療法施行・規則改正案(医療機関の機能情報を都道府県を通じて住民らに公表する制度を創設・歯科診療所は32項目)
0111: 岡山大学補綴科: 萌出途上の人の歯の根元から新たな幹細胞を発見。
0105: 厚生労働省: 75歳以上の高齢者の外来診療について、「定額制」を導入する方針を固めた。

