歯科医師数の今後の展望
平成18年12月31日現在の歯科医師の現況調査によると、
歯科医師総数: 94,593(内診療所:82,324・87.0%)
29才以下: 7,962(内診療所:3,187・40.0%)
30~39才: 21,355(内診療所:17,242・80.7%)
40~49才: 26,319(内診療所:24,326・92.4%)
50~59才: 23,504(内診療所:22,410・95.3%
60~69才: 8,499(内診療所:8,238・96.9%)
70才以上: 6,954(内診療所:6,921・99.5%)
平均年齢: 47.9才(内診療所:49.8才)
という結果になっている。
この中で、いわゆる現役歯科医の年代を70才未満(70才以上の歯科医師を現役世代では無いというつもりはありませんが、取り合えず一つの設定として)と仮定すると、現役世代の歯科医は87,639(92.65%)となる。
以下はDscyOffice独自の計算であるが、今後も現在と同じレベルの年間約2,200人の歯科医師国家試験の合格者(歯科医師の新規参入)があると仮定すると、各年におけるデータは概ね以下のようになる。
なお、計算は概算であり、70才以下時の死亡や、女性歯科医の未就業といった要因は加味していない。
# 平成28年(10年後): 歯科医総数109,377(現役世代100,878・92.23%)、平均年齢51.0才
# 平成38年(20年後): 歯科医総数122,878(現役世代99,374・80.87%)、平均年齢54.4才
# 平成48年(30年後): 歯科医総数121,374(現役世代95,055・92.23%)、平均年齢54.5才
ところで、あくまでもうわさであるが、今回の歯科医師国家試験の合格者は1,500人という話しもある。それも成績上位者1,500を合格とするという変な話し。というのは歯科医師国家試験は資格試験であり、選抜試験では無いのだから。まぁ、事の真実は不明だが仮に今後歯科医師国家試験の合格者が毎年1,500人で推移すると仮定すると、上記の計算は以下のようになる。
# 平成28年(10年後): 歯科医総数99,927(現役世代91,428・91.49%)、平均年齢52.7才
# 平成38年(20年後): 歯科医総数106,428(現役世代82,924・77.92%)、平均年齢56.9才
# 平成48年(30年後): 歯科医総数97,924(現役世代71,605・73.12%)、平均年齢57.3才
この数字をみると、年間の新規参入は1,500人では平成48年には歯科医師の平均年齢は実に57.3才になる。しかしこれは現役世代の歯科医の比率が下がるためで、現役世代のみを分母とした平均年齢をみると、平成18年:45.5才、平成28年:50.3才、平成38年:51.0才、平成48年:49.6才となり現役世代の歯科医の平均年齢は概ね51才をピークとした高原上になる。
平成48年の現役世代の歯科医は約71,000名で現在の約80%。しかし、昨今の少子化により日本の人口も今後減少し、国立社会保障・人口問題研究所の推定人口によると、平成18年:1億2776万人、平成28年:1億2496万人、平成38年:1億1850万人、平成48年:1億971万人と減少していくことを考えると、平成48年試算で、歯科医1名あたりの人口で現在の約83%(現役歯科医1名あたりの人口で約105%)となる。
仮定を戻して、今後の歯科医の新規参入を現状の2,200人で試算すると、平成48年には歯科医1名あたりの人口は現在の約67%(現役歯科医1名あたりの人口で約79%)と激減するわけだから、国家試験の合格者1,500人という数字はあながち眉唾とは言えない数字であり、是非とも達成しなければならない数値目標なのかも知れない。
ところで、日歯年金や福祉共済はどうなるものやら。
※ 以上、独断と偏見における計算なのだ。
# Dscyレポート090323


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