歯科医業と法律(1) プロローグ
DscyOfficeはそもそも、歯科医療管理&医事法を専門とするサイトである。
ちまたに、歯科の学術のサイトや書籍や学会や研修会は星の数ほどあるものの、医療管理の研修会や書籍はそれほど多くは無い。
また、医事法についても大学時代講義があったもののほとんど記憶に無い。
そもそも、一事象と言えども見る方向によって様々な形態に見えるものである。それを、私はかねがね「おばけ煙突の理論」と称して書いてきた。この「おばけ煙突」。今の若い方々には知らない方も多いのだろうが、かつては小学校の教科書にも載っていたくらいのものなのだが、これは北千住にあった発電所の4本の煙突のことを指す。この4本の煙突はその独特の配置関係により、見る方向によって「1本に見えたる、2本に見えたり、3本に見えたり、4本に見えたりする」のである。それをもとに、私は「実態は同じでも見る方向によって様々な形態に見える」ことを「お化け煙突」に例えて説明しているのである。従って、今後の文面においても時々出てくる表現なので御承知おきたい。
さて、前置きが長くなったが、法律という物もまさにその「お化け煙突」であり、実態は一つなのだが、それを見る立場によって様々な形態に見えるものである。法律については、医事法も含めて書籍としても様々なものが存在するが、それらは全て法律の専門家の先生方が書かれているもので、その視点は常に法律の専門家という立場である。しかし、現場の医療関係者の視点からみるとわかりにくかったり違和感を覚えたりすることもあるのである。従って「歯科医業と法律」では、現場の視点から見た法律(規則)というスタンスで書いてみたいと思う。
なお、法の実態は同じでも、対応や解釈は人それぞれ違うのが常である。異なる解釈や対応などの御意見をお持ちの方は「コメント」に記載して頂けると幸いである。それこそ、正に「お化け煙突」なのである。

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