オンライン請求かメディアでの請求か?
さて、25日に告示された「療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令」でレセプトの請求法の本則が「オンライン請求」に加えて「CD-R等の電磁メディア」でも可能となった。そこで、どうするか?
# レセコンの問題
基本的にはオンライン請求用のレセコンというものは存在しない。オンライン請求はRECEIPTS.UKEというレセプトファイルをブラウザ(一部ASP機能を利用)で送信するだけで、まぁ言ってみればBlogに画像の記事を掲載するときに画像ファイルをUPするのと同じなのである。ではレセコンの役目は?と言うと、RECEIPTS.UKEという請求ファイルを出力するだけのものなのである。もちろんそれが一番重要なのだが。その出力されたファイルをブラウザを使ってオンラインで送信するのをオンライン請求。そして、CD-R等の電磁メディアに書き込んでそれを審査機関に送付(持参、郵送など)する方法が今回追加された(正確には今も可能だが、平成21年4月以降も継続して可能)わけだ。
したがって、どちらにしろいわゆるレセ電対応のレセコンの導入が必要なことには変わりはないのである。
# セキュリティ上の問題
レセプトオンライン請求については、情報の漏洩を心配している方も多いと思われます。そこで、「オンライン請求」と「CD-R等の電磁メディア」による請求でどちらがセキュリティ上優位にあるかということですが、これは様々なケースが考えられるので一概には言えませんが、私見としてはオンライン請求の方が優位にあると考えます。
まず、私の経験ですが、今年の9月請求で紙のレセプトを同時にCD-R等の電磁メディアでの確認試験を行いました。そのCD-Rが審査機関から返送されてきましたが、それは普通郵便でした。必ずしも普通郵便に紛失等のリスクがあるわけではありませんが、少なくともこちらから送付するときには書留郵便を利用しています。それを考えると?という思いが無いわけではありません。では、持参すれば良いだろうということになるのですが、審査機関に近い歯科医院だけではないですから全てが持参というわけにもいかないでしょう。そして意外に持参にも落とし穴があります。報道をチェックすると、医療情報を格納したUSBメモリの院外での紛失が意外に多いのです。USBメモリの場合にはパスワードの設定を行うことも可能ですが、レセ電のCD-Rにはそういった設定はなされていません。従って紛失即漏洩というリスクは非常に高くなると思われます。それを考えれば、CD-Rにバスワード設定をするという方法も考える必要があるかもしれません。しかし、そのリスクは紙のレセプトとて同じ。過去に医療機関から審査機関に送られる途中にレセプトを紛失したというニュースは耳にしたことがありません。まぁ、あってもニュースにならないだけってこともありますが、ニュースで目にするのは審査機関から保険者に送られる途中のレセプトを紛失したという話しくらいですね。
# コストの問題
これは各歯科医院の使用している通信回線にもよりますが、うちの場合は光回線が入っているのでIP-VPNをそのまま利用できるため追加のコストは電子証明書代くらいです。中にはIP-VPNを使えない歯科医院もあるでしょうが、その場合には月々若干のコストがかかるようです。
以上のようなポイントを考えてどういった方法が各自の歯科医院にあっているか検討して見て下さい。

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